電波プロダクトニュース



170714_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月14日 170714_01 太陽誘電 半導体素子 ディスクリート 移動体通信機器用

05025サイズ積層セラミックコンデンサ(MLCC)で静電容量1μFを実現した「AMK052BJ105MR」の量産を開始


太陽誘電の05025サイズ
積層セラミックコンデンサ

 太陽誘電は05025サイズ(0.5×0.25×0.25ミリメートル)積層セラミックコンデンサ(MLCC)で静電容量1μFを実現した。薄型化、多機能化が進むスマホや小型、薄型化が要求されるウエアラブル端末などのIC電源ライン向けデカップリング用途に適する。玉村工場(群馬県玉村町)において月産1千万個体制で量産を開始した。サンプル価格は1個25円。

 新製品「AMK052 BJ105MR」は、同社の培ってきた大容量化技術によって、同社従来品「AMK063ABJ105MP」(0603サイズ)と比べて体積比で42%削減し、静電容量1μFを世界最小クラスの05025サイズで実現した。温度特性はX5R。定格電圧は4V。

 スマホやウエアラブル端末などに搭載されるICの周囲には、デカップリング用途にMLCCが使用されている。機器の小型・薄型化や多機能化などに伴って部品の実装面積は小さくなっており、それら機器に搭載される電子部品には、さらなる小型化、薄型化の要望が強まっている。

 そのうえ、ICを安定駆動させるため、デカップリング用途のMLCCには、大容量を維持したまま小型化することが求められている。

 同社は、従来の大容量化技術をさらに高度化して材料技術、積層技術の精度を高め、静電容量1μFで従来の最小サイズは0603サイズだったものを05025サイズに収納した。

 スマホなどの小型、薄型で大容量化が求められるのに対して、同社では最小サイズとして既に0201サイズを量産。さらに薄型化ニーズに対しては、厚み0.11ミリメートルを実現し供給している。今後も市場からの要望に応え、MLCCの小型、薄型化や大容量化などを進めていく。


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