IoTに対応、通信技術を搭載したAC-DC電源「PCA600F」の販売を開始

コーセルの電源

　コーセルはＩｏＴに対応可能な通信技術を搭載したＡＣ−ＤＣ電源「ＰＣＡ６００Ｆ」の販売を開始。３年後に年間５億円の売上げを見込む。

　据置型汎用電源は、産業制　御機器などで幅広く使われ、特に工作機械やインフラ設備などの制御装置には欠かすことができない。産業制御機器では、ＩｏＴ化の流れにより、内部構成機器に対して��つながる�＠v求が増えてきており、その要求に汎用型電源として応えるため、電源通信技術の開発に取り組み、今回新製品を開発したもの。

　独自の電源通信技術を搭載した一般産業機器向けＡＣ−ＤＣ電源の第１弾となる新製品は、通信機能を用いた電源の制御、モニタリングにより、装置の動作の最適化、稼働状態の監視などが可能で、ユーザー装置の価値向上につながるもの。

　独自のパワー回路とマイコンによるデジタルアシスト制御を組み合わせることで、小型・高効率化と汎用・多機能化の両方を実現した一般産業機器向けＡＣ−ＤＣ電源のフラグシップモデル。

　今後も通信技術の開発を進めていき、通信対応コマンドの追加や電源向け通信規格であるＰＭＢｕｓに準拠した製品のラインアップおよび電力バリエーションの追加も予定している。

　サイズは８９×４１×１５２ミリメートル。対象市場は一般産業機器、プラントなどの制御装置、産業用ロボット機器、医用機器、再生エネルギーなど。