170608_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月8日 |
170608_01 |
東レ・デュポン |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般民生用 |
8Kテレビ用、低誘電率で高寸法精度を特徴とする高速信号伝送フレキシブルフラットケーブル用機材を発売
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高速信号伝送 フレキシブルフラットケーブル |
東レ・デュポンは高速信号伝送フレキシブルフラットケーブル用の絶縁フィルムとして、低誘電率、高寸法精度を特徴とする接着剤付きポリイミドフィルム「カプトンRR」タイプを発売する。
高精細化が進展するテレビ機器は、画像データ量の増大に伴い機器内部の基板間の配線として、高速信号伝送性に優れるフレキシブルフラットケーブルに対する需要が高まっている。
18年12月に本放送の開始が計画されている8Kテレビでは、143Gbpsもの映像信号データレートの伝送が必要となる。従来のケーブルでは伝送データ品質の低下、テレビ機器内の回路基板設計、配線基板設計が複雑になり、部品点数も増大することが懸念されている。
今回発売するカプトンRRタイプは、ポリイミドフィルムであるカプトンと接着剤からなる複合フィルム。同社の独自技術により、フレキシブルフラットケーブルを構成する絶縁材料を開発した。
電気特性(誘電率2.1、誘電正接0.002)と高寸法安定性を両立したフィルム材料で、フレキシブルフラットケーブルの信号伝送特性を大幅向上が可能。
従来品に比べ、同一構造で約2倍以上の高速信号伝送が可能。部品点数の削減と画像品質の向上にも貢献する。また、高速伝送用フレキシブルフラットケーブルに必要とされる低誘電性、寸法安定性、難燃性に加え、ハロゲンフリーの素材で、環境にも優しい素材。
同社では8Kテレビの普及に向け、ザインエレクトロニクス(東京都千代田区、高田康裕社長)が3月29日に発表した4K、8K向け次世代高速インターフェイス規格V−by−One USへの適用検討をザインエレクトロニクスおよびオフィスECM(堆信仁社長)とともに推進する。
カプトンRRタイプは7─9日、東京ビッグサイトで開催の「JPCA Show2017(第47回国際電子回路産業展)」に出展されている。
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