170502_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月2日 |
170502_02 |
京セラ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
業界初、低温焼成積層セラミックス基板を採用した、RFIDアンテナ内蔵小型セラミックパッケージを開発
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RFIDアンテナ内蔵 小型セラミックパッケージ |
京セラはRFIDタグ用のRFIDアンテナ内蔵小型セラミックパッケージを開発し、5月から鹿児島国分工場(鹿児島県霧島市)で量産を開始する。
業界初の低温焼成積層セラミックス(LTCC)基板を採用したRFIDタグ用小型セラミックパッケージ。樹脂材料を使った同サイズの従来RFIDタグに比べ通信距離を1.5倍から2倍に延ばすことができた。ファインセラミックス材料のため耐熱性、耐水性、耐薬品性にも優れている。
860─960MHzのUHF帯のほか、超近距離通信13.56MHzのHF帯にも対応。UHF帯、HF帯ともに外形寸法6×3×1.7ミリメートル/10×5×1.7ミリメートル/15×5×1.7ミリメートルの3サイズを取りそろえた。
RFIDアンテナ内蔵小型セラミックパッケージにICチップを実装、ユーザー仕様に合わせたRFIDタグの完成品に仕上げて供給するほか、RFIDタグ用RFIDアンテナ内蔵小型セラミックパッケージでも供給。内蔵するICチップの手配も行う。RFIDタグの完成品は新規参入商品。
小売業の製品タグなど既存市場をはじめ、工具管理、薬品洗浄する部品管理、加熱洗浄や滅菌処理を行う医療用器具管理など自動車、産業/FA、医療などの用途開発を進める。
今回のRFIDアンテナ内蔵小型セラミックパッケージ関連事業として19年度30億円の売上げを目指す。
新開発のRFIDアンテナ内蔵小型セラミックパッケージはLTCCを採用。薄型多層構造によりアンテナを低抵抗導体材料の銅や銀で内部形成できるため、通信距離を従来の樹脂材料の同サイズRFIDタグより1.5─2倍延ばせる。金属を貼り付けた際に通信距離が最大になるアンテナ設計を行い、金属製品への貼り付けが可能。
通常、パッケージが小型になるほどアンテナの面積も小さくなり、通信距離が短くなるRFIDタグの課題を同社得意のLTCC基板材料技術、多層技術、アンテナ設計技術などで解決した。
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