170104_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月4日 |
170104_01 |
ソシオネクスト |
半導体集積回路 |
その他IC |
パソコン・OA機器・LAN用 |
マルチコアプロセッサを最大限活用大規模・高効率分散処理サーバー
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DDT技術搭載SoC「SC2A20」 |
ソシオネクストは、同社のCPU間高速通信技術「Socionext Direct Data Transaction」を実装したスイッチSoC「SC2A20」搭載の大規模・高効率分散処理サーバーを開発した。
同高速通信技術により、従来のCPU接続が高速・高消費電力の専用インターフェイス、あるいは汎用イーサネットであったのに対し、PCI−Expressを介して直接書き込み・読み出しを行うことができ、高速なCPU間通信を低コストで確立できる。
今回、同スイッチSoCを利用して同社のマルチコアプロセッサ「SC2A11」をクラスタ接続したサーバーを開発したところ、従来の仮想化技術を採用したものと比較して、同等のCPU処理能力で消費電力を最大3分の1にまで削減できることを確認したという。
また、大規模分散処理ファイルシステム「Apache Hadoop」を使用したベンチマーク「TeraSort」でも25ギガバイトのデータ処理が605秒で完了することを確認したとしている(7CPU使用時)。従来、同等の処理速度を実現するには高速スイッチと複数サーバーで構成するシステムが必要だったが、今回、同社開発のサーバーはこれを単一の筐体で実現した。
現在は、同試作機でクラウドサービスの構築で近年採用が加速している「OpenStack」の動作確認とシステムの拡張性の検証を行っている。
このサーバーは、来月5─8日に米ラスベガスで開催される「CES 2017」の同社ブースで展示される。
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