161213_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月13日 |
161213_02 |
日本ケミコン |
受動部品 |
コンデンサ |
自動車機器用 |
150度の高耐熱性、車載用チップタイプ積層セラミックコンデンサ
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日本ケミコンの150度対応の 車載用MLCC |
日本ケミコンは自動車、産業機器分野に積層セラミックコンデンサ(MLCC)の提案活動を活発化している。成長戦略の一環として、バリスタ、コイルとともに固体デバイス事業に位置付ける。大量に要求する分野ではなく、大容量、高電圧、高信頼性といった性能を重視する分野に対して製品ラインアップを拡充した。
自動車分野に対しては、150度対応の高耐熱を実現したチップタイプ「KVFシリーズ」と樹脂ディップタイプ「KVDシリーズ」を提案。高温環境下での使用に耐えられる独自開発の誘電体材料を採用し、製品設計、製造プロセスの見直しを行い、大容量化と高信頼性を両立した。自動車用部品規格であるAEC―Q200」に対応。
25―100V定格で0.1μ―15μFをカバーする。温度特性は使用温度範囲−55―150度で静電容量変化率が±15%のX8L特性。サイズは3216、3225、4532、5750の4サイズ。
自動車分野では、エンジンルーム内や排ガス系統に隣接する回路に適する。
一方、産業機器向けには、既存の3シリーズに定格電圧500V品を追加した。3シリーズは、25―250V定格品をラインアップしていたチップタイプ「NTS」「NTF」とリード型「NTD」。
500V定格品を開発したのは、高電圧用回路向けのコンデンサ需要が伸びていることを踏まえたもの。この用途はフィルムコンデンサが一般的に使用されているが、高温寿命やサイズの小型化の視点からフィルムコンデンサからの置き換えニーズも高まっているという。
新製品は高電圧での使用に耐え、大容量化を実現するために独自開発の誘電体材料を採用し、しかも新しい製造プロセスを開発することで実現した。
静電容量は0.47μ―1.2μF。温度範囲は−55―+125度。温度特性はX7R。サイズは「NTS」が5.7×5ミリメートルと7.5×6.3ミリメートルの2サイズ。「NTF」は5.7×5ミリメートルサイズ。「NTD」は7.5×9×3.5ミリメートルと10×11.5×3.4―4.2ミリメートルサイズ。
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