専用工具が不要な電力ケーブル用DC入力２Pコネクタ

ＳＭＫのＤＣ入力２Ｐコネクタ

　ＳＭＫは５日、安全・簡単・確実な結線をコンセプトに、専用工具を使わず機器への電力ケーブルの容易な接続を可能としたＤＣ入力２Ｐコネクタを開発した。１７年４月から販売開始する。

　これまで電力ケーブルを機器や配電盤に接続する際は端子台に丸型圧着端子をねじ止めする必要があった。

　新製品は圧着端子が不要で、ストリップしたケーブルをソケットに挿入するだけで結線が可能なため、配線工数の削減に貢献する。

　オプションでプラグに温度ヒューズまたはサーミスタの取り付けが可能で、高い安全性を実現した。嵌合時に保護等級ＩＰ６５の防水性能を有している。ＲｏＨＳ指令適合品。

　特徴は、専用工具を使用せず、容易に電力ケーブルをソケットに接続できる。電力ケーブルをソケットに挿入し、カバーを締めるだけでソケットとケーブルがロックされる（特許申請中）。汎用ドライバーがあれば、プラグとソケットの取り外しやソケットとケーブルの取り外しが可能（特許申請中）。嵌合時に防水保護等級ＩＰ６５を確保。

　用途は、パワーコンディショナ、二次電池、配電盤など。

　仕様は、定格電圧電流２０Ａ（２ｓｑ）〈プラグ側ファストン端子〉、３０Ａ（３.５―５.５ｓｑ）、４０Ａ（ｓｑ）〈プラグ側圧着端子〉。絶縁抵抗１００ＭΩｍｉｎ（ＤＣ１千Ｖレンジ）。耐電圧ＡＣ６ｋＶ、１分間。使用温度範囲４０―８５度。

　サンプル価格は１千円（プラグとソケットのセット）。生産能力は月産５０万個。