血液などの気泡検知や流量測定用医療機器向け超音波センサー

「ウルトラソニックセンサ」

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市高津区）は血液などの液体中の気泡検知や流量測定を非接触で継続的に行える医療機器向け超音波センサー「ウルトラソニックセンサ」を販売開始した。

　同センサーは、標準で４マイクロリットル（０.００４ｃｃ）の液中気泡を検知し、粘性や流量測定もできる医療機器に対応した液体測定用超音波センサー。透析装置や輸血・輸液装置の流量や中断検知に最適。最小１マイクロリットル（０.００１ｃｃ）の気泡を検知する高精度化も可能。

　パイプ外側から測定する非接触タイプ。センサー部の詰まりやパイプ接合部からの液漏れの心配がなく、メンテナンス時の感染事故対策としても効果的。感染症や遺伝子研究など、バイオセーフティが求められる環境にも適している。

　測定間隔は１千分の１秒から１秒まで、測定可能なパイプ径は０.５ミリから１００ミリまで。

　センサー形状は設置場所や測定用途に合わせてカスタマイズでき、多様なニーズに柔軟に対応できる。

　小型、軽量で、高信頼性。要求仕様に合わせたカスタマイズに対応。製品仕様は、応答速度は１千分の１秒（条件による）。使用チューブサイズは０.５―１００ミリ（外径）。センシング温度範囲は０―プラス６５度。

　カスタマイズ仕様は、チューブ材料、硬さ。検知する液体名、液体速度および範囲。温度範囲。電源ケーブル長さ、使用コネクタなど。検知する最小気泡サイズ。