PM2.5の濃度10秒で測定できる業界最小サイズのセンサーモジュール

　シャープは、ＰＭ２.５の濃度を業界最短の時間で測定できる業界最小サイズのＰＭ２.５センサーモジュールを開発した。２５日からサンプル出荷を始め、来年２月に月産８万台で量産を開始する。

　ＰＭ２.５とそれ以上の大きさの粒子を空気中から選別する分粒器と、ＰＭ２.５の濃度を測定する光センサーを組み合わせたモジュール。業界最小サイズの５３×４０×５１ミリメートルを実現し、空気清浄器などへ容易に組み込める。高感度光センサーを内蔵して、検知精度を高めた。業界最短の１０秒でＰＭ２.５の濃度を測定できる。

　ＰＭ２.５より大きな粒子のほこりの濃度も測定し、組込み機器の使い勝手を良くした。

　測定レンジ２５―５００マイクログラム／立方メートル、ＰＭ測定感度２５マイクログラム／立方メートル以上、電源電圧ＤＣ５Ｖプラスマイナス０.５Ｖ、消費電力４０ｍＷ（センサー部）、１１００ｍＷ（ファン部）、出力電圧範囲３.４Ｖ以上、動作温度マイナス１０―プラス６０度Ｃ。