PCI Express MiniカードM.2(NGFF)向けコネクタ

　ＴＥコネクティビティ（日本法人＝タイコエレクトロニクスジャパン）は、各種コンピュータ機器の一層の小型化・薄型化・軽量化に寄与する「Ｍ．２（ＮＧＦＦ）コネクタシリーズ」を販売開始した。

　ＮＧＦＦ（ネクスト・ジェネレーション・フォームファクター）は、より小型のフォームファクタのための新しい規格。

　同社のＭ．２（ＮＧＦＦ）コネクタシリーズは、ＳＳＤをはじめノートＰＣ、ウルトラブック、タブレット、デスクトップＰＣやサーバーに使用する様々なタイプのワイヤレスカードに対応。将来的に機器の薄型化が検討される市場にもソリューションを提供する。

　同社は、高性能で小型かつコストパフォーマンスに優れたＭ．２（ＮＧＦＦ）コネクタの開発に成功した。同社のＭ．２（ＮＧＦＦ）コネクタは、０.５ミリピッチの狭ピッチで端子数６７本、トップマウントとミッドプレーン（オフセット）マウントの２タイプを提供する。

　業界最高レベルの特徴として、製品高さのバリエーション展開、ＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ３.０やＳＡＴＡ３.０、ＵＳＢ３.０などの高速データ転送に対応。ＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ　Ｍｉｎｉカードコネクタと比較して基板実装に必要な面積を２０％以上削減、ＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ　Ｍｉｎｉカードコネクタよりもコネクタ高さを１５％削減、各種カードモジュールに応じたキーイングを採用、片面実装と両面実装の両タイプのカードモジュールに対応など。

　同社では、機器の薄型化トレンド進展に伴い、ＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ　ＭｉｎｉカードのＭ．２（ＮＧＦＦ）への置き換えが進んでいくとみており、規格委員会やほかの革新的企業と協力して、薄型機器のマーケットをけん引していく方針だ。