10Gbpsの超高速転送実現のサンダーボルト対応ケーブル

　【ラスベガス（米ネバダ州）＝佐竹特派員】住友電気工業は「ＮＡＢショー２０１３」において、高度な電線技術と高速伝送技術を融合させて開発した各種Ｔｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔケーブル（メタル、光、細径）を展示した。 　Ｔｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔケーブルは、最高で双方向１０ギガｂｐｓの超高速転送スピードを実現しており、現在普及しているＵＳＢ２.０の２０倍強、ＵＳＢ３.０の２倍の速度を誇る。

　使用環境に合わせて選べるラインアップの多さ（０.３―３.０メートル、黒色／白色）、柔軟かつしなやかで取り扱い性の良さが好評を得ている。

　世界初となるＴｈｎｄｅｒｂｏｌｔ光ケーブルの認証を取得し、１２年１２月から量産販売を開始している（１３年４月現在、認証取得は同社のみ）。

　最大３０メートルまで長距離伝送が可能なアクティブ光ケーブルでありながら、独自開発の光ファイバは、完全に１８０度折り返す「ピンチ」状態や、結び目を作ってしまう「ノット」状態に対しても高い耐久性を発揮する。

　細径Ｔｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔケーブル（近日発売予定）は、従来品から１.０ミリメートルの細径化を実現、外径３.２ミリメートルでも高速伝送が可能。

　細くコンパクトになるため、ポータブル機器への巻き付けや、ポケットに丸めてケーブルを持ち運ぶことができる。