130410_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月10日 |
130410_01 |
SMK |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般産業用 |
太陽電池モジュール用コネクタ「パネルマウントタイプ」
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SMKは、太陽光発電システム用コネクタ事業で好調に実績を拡大している。12年度(13年3月期)の同事業売上高は、前期比75%増と大幅な増収を達成した。13年度もさらに3割前後の増収を計画する。太陽電池モジュール接続用ケーブルコネクタのほか、インバータや故障診断装置などとの接続用のパネルマウントタイプコネクタの拡販にも力を注ぐ。
同社は、10年から太陽電池モジュール用コネクタ事業を本格的に立ち上げ、その後、好調に事業を拡大。現在、国内の太陽電池モジュール用コネクタ市場では推定8割以上のシェアを確保している。
同社の太陽電池モジュール用コネクタの特徴としては、独自の防水構造により工具なしでケーブルの防水処理が容易に行え作業性に優れていることや、独自の多点接触構造による優れた接触性能、堅ろう性、高耐久性などがある。「特に作業性の良さなどが評価され、ここ2―3年で急激にシェアを拡大することができた」と池尾政信CS事業部長は話す。
特に12年度は、国内での再生可能エネルギー全量買い取り制度開始なども追い風となり、太陽光発電用コネクタ事業の売上高は、前期比75%増と大幅な増収を達成した。「海外の太陽光発電市況は厳しさが続いているが、日本の全量買い取り制度導入に伴うメガソーラー向けビジネスの増加などが寄与した」(池尾事業部長)という。
太陽電池モジュール用コネクタのレパートリ拡充として、従来のケーブルタイプコネクタに加え、新たに「太陽電池モジュール用コネクタ パネルマウントタイプ」を開発し、今月から販売開始している。太陽光発電パワーコンディショナやインバータ、さらに、メガソーラーの発電電力を最大限化するためのオプティマイザや、メガソーラー用故障診断装置などの需要増に伴うパネルマウント用途の増大に対応したもので「欧米系のオプティマイザメーカーなどからの引き合いが増加している」(池尾事業部長)。
太陽電池モジュール用コネクタ「PV―03シリーズ パネルマウントタイプ」は、ハウジングをDカット形状にすることでパネルシャーシにハウジングが固定され、ナットでの取り付けが容易に行える。防水用ラバーリングにより防水性を確保(パネルシャーシとの装着部・コネクタ嵌合部に対するIP保護等級はIP67に対応)。独自の多点接触構造により優れた接触性能を確保している。
既存のPV―03シリーズと同様に、耐候性、難燃性の高い材料を使用している。高電流(30A)に対応しているため、太陽光発電関連のほか、蓄電池などの大電流向けの機器でも使用できる。
メガソーラー向けの太陽電池モジュール用コネクタでは、「UL1000V仕様」および「TuV1500V仕様」の申請も進めている。
太陽光発電用コネクタ事業は、13年度も積極的な拡大を計画しており「13年度売上高は、12年度比で3割くらいの増収を予定する」(池尾事業部長)。
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