130408_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月8日 |
130408_01 |
ヨコオ |
光関連部品 |
光部品、光モジュール |
一般民生用 |
超平坦性を有し放熱特性に優れたLTCC LEDパッケージ基板
ヨコオは、LEDパッケージ基板市場をターゲットに、ハイパワー・フリップチップ(FC)用として超平坦性を有し高い放熱特性を発揮する「LTCC LEDパッケージ基板」を開発した。
一般に高輝度LEDはエネルギーの25%が光に変換され、残りは熱になる。LEDの発光効率は高温になるほど低下するため、パッケージの放熱特性向上は強く求められている。
放熱対策で重要なのがパッケージ基板の構成で、金属コアのプリント基板を備えた樹脂基板が一般的だが、ハイパワーLEDはFUに代わりFCが採用され、アルミナや窒化アルミのセラミック基板が増えている。
だが、従来のセラミック基板はFC実装面の平坦性が悪く(6―8マイクロメートル)点接合となり、高い放熱特性が得られなかった。窒化アルミは材料も高価だった。
同社はこれに対し、今回、基板平坦度2マイクロメートル未満で実装性に優れ、高精度の面接合が可能な「高放熱LTCC LEDパッケージ基板」を開発した。
小型薄型LTCC構造を採用し、従来のセラミック基板比で大幅な低コスト化と低熱抵抗化も実現。高熱伝導材料による低熱抵抗設計に加えて、基板内層部に熱拡散板を配置するとともに、FC実装表面に微粒子ペーストのメタライゼーションを施して実現した超平坦性により、高い放熱特性を備える。
特徴は、2マイクロメートル未満の超平坦性を有し、微粒子ペーストのメタライゼーション上には金めっき層を設けたためFC実装性に優れ、高精度の面接合が可能でFC発光熱を効率的に伝達することができる。基板内層部に熱拡散板を配置した熱拡散構造による高放熱特性を確保。高い放熱特性を確保しつつ、小型薄型LTCC構造により低コスト化を実現した。
サイズは3.6×3.6×0.4ミリメートル。
8月から月産10万個の生産を予定している。同社では、14年度には月産200万個の生産体制を計画するとともに、大判シートによる製造を可能にし、一層の低コストかつ小型・高放熱パッケージ基板開発を進める計画だ。
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