1608サイズで高耐量耐サージチップの固定抵抗器

　パナソニック　デバイス社は、１６０８サイズ高耐量耐サージチップ固定抵抗器「ＥＲＪＰＡ３シリーズ」を開発し、今月からサンプル出荷を開始した。

　サージや静電気放電（ＥＳＤ）が回路内に侵入する恐れのある自動車ＥＣＵや各種機器のインバータ回路などに使用する、小型で高電力、耐ＥＳＤ特性に優れたチップ抵抗器。

　５月に月産３００万個で量産を始める。

　新開発のＥＲＪＰＡ３シリーズは、抵抗体素子に独自の材料、構造を採用し、１６０８サイズで２０１２サイズの耐サージチップ抵抗器に匹敵する耐ＥＳＤ特性を実現。抵抗値変動を抑制し、各種機器の安定動作を可能にした。ＥＳＤ特性はＥＳＤ電圧３ｋＶと、同社従来品に比べ０.５ｋＶアップした。

　また、１６０８サイズ耐サージチップ抵抗器で同社従来品より０.０５Ｗアップの業界最高の定格電力０.２５Ｗを実現した。

　抵抗温度係数（ＴＣＲ）±１００×　-６１０／度Ｃ。▽外形寸法１.６０×０.８０×０.４５ミリメートル▽抵抗値範囲１Ω―１ＭΩ▽カテゴリ温度範囲-５５―+１５５度Ｃ。