キートップ付きプッシュスイッチ「HCFシリーズ」の低荷重タイプ

　ＳＭＫは２６日、プッシュスイッチ「ＨＣＦ（ハイ・クリック・フィーリング）シリーズ」の低荷重タイプを開発し、レパートリを拡充したと発表した。５月からサンプル出荷を開始する。

　従来のＨＣＦシリーズ高荷重タイプに加え、今回、低荷重タイプをラインアップに加えたことにより、車載向けをはじめとして、携帯機器やデジタルカメラなど幅広いセットへの採用を可能とした。

　外形寸法は、業界最小クラスで同社従来品比約７０％の小型化を実現しており、セットの小型化・薄型化に貢献する。接点部は、同社独自の密封構造により防じん対策がされており、高い接触信頼性を実現した。キートップ付きプッシュスイッチでは業界最小クラス。

　用途はキーレスエントリーシステム、カーオーディオ機器、携帯機器、デジタルカメラなど。 　サンプル価格は３０円。５月にサンプル出荷を開始し、量産時期は９月を予定。生産能力は月産１００万個。

　主な仕様は定格電圧電流ＤＣ１２Ｖ　５０ｍＡ。作動力（動作力）は、４.８／３.４／２.４／１.７Ｎ。作動量０.１７ミリメートル±０.１ミリメートル。動作寿命は５０万回／１００万回。外形寸法は、４.８×３.０×高さ１.８５ミリメートル。回路は１回路１接点。