130322_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月22日 |
130322_02 |
ミツミ電機 |
半導体集積回路 |
専用IC |
移動体通信機器用 |
リチウムイオン/ポリマー二次電池用1セル保護IC
ミツミ電機は、スマートフォンやタブレット端末などの用途向けに、強制放電禁止機能付きのリチウムイオン/リチウムポリマー二次電池用1セル用保護IC「MM3645xxxVRE」の開発を完了し、今年6月から量産開始する。
近年、スマホやタブレット端末などでは、薄型デザインや電池容量増大のため電池パックの一体型(嵌め殺し)方式が主流となりつつある。このため電源OFF状態でも暗電流で電池が空になってしまう問題が工場出荷時に発生している。
同ICは、外部からの物理的な信号を受けることで放電を強制的に禁止する機能を有し、保管状態の電流消費の低減が可能。モバイル機器の高機能化に伴う消費電流増大に対し、同ICは過電流検出を外付けセンス抵抗で行うため、温度変動や電圧変動の影響を受けにくく、従来方式より電池パックの熱対策が容易。
特徴は(1)高精度過充電検出(プラスマイナス20mV 25度C)(2)高精度過電流検出(プラスマイナス15% 25度C)(3)外部からの信号により強制的に放電モードへ移行。サンプル価格は40円(消費税別)。生産計画は6月から月産20万個(生産場所は日本)。
主な仕様は、過充電検出4.0―4.5V(5mV steps)精度プラスマイナス20mV。過放電検出は2.0―3.0V(50mV steps)精度プラスマイナス35mV。放電過電流検出プラス20―プラス300mV(1mV steps)精度プラスマイナス15%。充電過電流検出マイナス20―マイナス300mV(1mV steps)精度プラスマイナス15%。ショート検出は0.45―0.9V(50mV steps)精度プラスマイナス100mV。消費電流は通常時3.0μAtyp、5.5μAmax、スタンバイ時0.1μAmax。パッケージはTSOP―8A。外形寸法は3.1×2.0×高さ0.75ミリメートル。 |