130124_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月24日 |
130124_03 |
三菱樹脂 |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
ピッチ系炭素繊維使用で世界最長のクロムめっきカーボンロール
三菱樹脂は22日、ピッチ系炭素繊維を使用した世界最長クラスの長さ9.2メートルのクロムめっきカーボンロールを開発したと発表した。
フィルムや製紙などの製造では、生産ラインの広幅化は生産効率の大幅な改善につながるため、長尺カーボンロール需要が伸長することに対応する。
比重がアルミの約3分の2で、鉄以上の剛性をもつピッチ系炭素繊維のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を用いたカーボンロールは、軽量化や小径化、たわみの低減、慣性モーメントの低減、危険回転数アップ、振動抑制という優れた特性を持っている。
そのため、毎分2千メートルの高速回転での振れ(動フレ)が0.08ミリメートル以下という優れた安定回転性能を発揮する。
同社は、日本有数のロール専門メーカーであるサンレイ工機(千葉県白井市、津覇浩一代表)と共同で1990年にカ―ボンロール事業(商品名=カーボリーダー)を開始した。
今回開発したクロムめっきカーボンロールは、長さ9.2メートル、外径が350ミリメートル、総重量400キログラムで、鉄で製造した場合、外径は約1メートル、総重量は4トンとなる。円筒状のCFRPの設計・製造技術と両社のもつ表面金属化技術とバランス修正技術により実現した。
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