130122_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月22日 |
130122_01 |
帝人化成 |
電子材料 |
電子材料 |
一般民生用 |
LED照明向け難燃性と透明性両立のポリカーボネート樹脂
帝人化成(東京都千代田区、福田善夫社長)はこのほど、LED照明市場向けに、世界最高レベルの難燃性と透明性を両立させたポリカーボネート樹脂シート「パンライトシート PC―4C81/PC―4BB1」を開発した。
LED照明のカバー素材はガラスやアクリル樹脂の採用が一般的だが、ガラスは衝撃に弱く割れやすい、アクリル樹脂は着火すると燃え広がりやすいなどの課題があった。加えて、近年はLED照明の高出力化・高輝度化が著しいため、透明性に加え、高い耐衝撃性や難燃性、耐熱性を有する安全性が高いカバー素材が求められている。
同社は以前から、蛍光灯代替用の直管タイプのLED照明に適した「パンライト ML―6100」をはじめ、各種のLED照明カバー用素材を開発・販売してきた。
今回開発のパンライトシート PC―4C81/PC―4BB1は、分子レベルでの組成改良を施すことで、従来は困難とされていた薄さ1.5ミリメートルのシートにおける難燃性(UL94 V―0相当)と透明性の両立を実現した。シーリングタイプのLED照明カバーとして求められる高い光線透過率と適度な光拡散性、高い成形性を有する。
環境や健康への悪影響が懸念されるブロム系やリン系の難燃剤を使用していないため、環境負荷も低減できる。
同社では今後、これらの特性を生かし、シーリングタイプのLED照明カバーを中心に、エッジ型LEDバックライトの導光板材料や液晶ディスプレイの前面板など各種光学用途に市場展開を進め、16年度にはパンライトシート全体で40億円の売上高を目指す。
同時に、高度化する顧客ニーズへのソリューションとなる高付加価値製品の開発や用途展開を強化・拡大することで、LED照明用途全体で300億円の売上高を期待している。
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