回析イメージ投影方式の高精度光エンコーダ「SMD-01」

　セイコーＮＰＣ（森達夫社長）は回折イメージ投影方式を利用した高精度光エンコーダ「ＳＭＤ―０１」を開発した。

　 近年、部品や完成品の小型化が進み、狭いスペースにおける各種部品の高精度な位置決めが必要になってきている。

　 ＳＭＤ―０１はＯＥＩＣ（オプト・エレクトロニック・インテグレーテッド・サーキット）とＬＥＤを１パッケージに実装。ＬＥＤから出射された光をスケールに投影し、その反射光の回折イメージをフォトダイオードで受光することにより、ＳＭＤ―０１とスケール間の相対移動量を検出する。

　 また、受光部のフォトダイオードをアレー化、取り付け精度による位相特性に劣化が少なくなった。

　 一般的に高精度光エンコーダでは、出力信号を確認しながら取り付けをしているがＳＡＤ―０１を使用することで、出力信号を確認せずに取り付けを可能にする。

　 パッケージは小型のクリアモールド・パッケージ（５.３×４.３×１.６８ミリメートル）。

　 分解能は５マイクロメートル、電源電圧は３.１３―５.２５Ｖ、消費電流１２.２ｍＡ（ＴＹＰ）。