090923_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月23日 |
090923_01 |
エプソントヨコム |
受動部品 |
発振子・共振子、振動子 |
パソコン・OA機器・LAN用 |
周波数温度特性が3次曲線のSAW共振子「EG-4101/4121CA」
エプソントヨコムは、世界で初めて周波数温度特性が3次曲線のSAW共振子を当社独自の技術で実現し、広温度範囲において優れた周波数精度を持つ低ジッタ、低位相雑音の高周波SAW発振器「EG―4101/4121CA」を開発した。12月にサンプル対応開始、10年3月の商品化を目指す。
高速転送インターフェイスのLAN/SAN機器向けに、独自のSAW設計手法を駆使することで、世界で初めて3次温度特性を持つSAW発振器を開発したもの。周波数温度特性の大幅な改善に成功した。
これにより、100―700メガヘルツの高周波帯を基本波発振させることで、低ジッタ・低位相雑音という特徴を持つと同時に、精度の良いAT発振器と同等の周波数温度特性を実現したSAW発振器となっている。
新製品は、広い温度範囲にて高周波・高精度クロック(低ジッタ、低位相雑音)を必要とされるサーバー・ネットワーク機器や無線通信用途において、さらなるシステムの信頼性と品質の向上に貢献する。
近年、通信の高速化によるリファレンスクロックの高周波化に加え、ブレードサーバーをはじめとする筐体の小型化に伴い、内部発熱の影響が大きくなり、各電子デバイスには温度範囲拡大・高精度の要求が高まっている。また、屋外に設置される無線基地局など低温から高温の環境において、長期に動作が安定した電子デバイスが必要とされている。新製品はこのニーズに対応したもの。
今後も、この新開発した技術をキーテクノロジーとしてSAW発振器のラインアップの拡充を行い、幅広い分野での需要に応えていく。
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