リフレッシュレート毎秒480ヘルツのLCDテレビ用パネル「Trumotion 480Hz」

　ＬＣＤパネル大手、韓国ＬＧディスプレーはこのほど、世界初のリフレッシュレート（垂直走査周波数）毎秒４８０ヘルツを実現したＬＣＤテレビ用パネル「Ｔｒｕｍｏｔｉｏｎ　４８０Ｈｚ」を発表した。

　リフレッシュレートは、ディスプレイが１秒間に画面を書き換える回数のことで、画面描画の速度を表す。この値が高いほど画面の解像度を上げることができ、７０ヘル
ツ　以上でちらつきが気にならなくなるという。

　ＬＧディスプレーの最新パネルは、バックライトを繰り返しつけたり消したりしてモーションブラーを抑える「スキャニング・バックライト」技術を採用。これと同社独自の２４０ヘル
ツ　駆動技術を組み合わせることで、毎秒４８０回の画面の書き換えを実現した。

　さらに「Ｔｒｕｍｏｔｉｏｎ　４８０Ｈｚ」は動画応答（ＭＰＲＴ）４ミリ／秒と超高速で、リアルでクリアな画像を提供。さらに暗い画像はより暗く、明るい画像はより明るく表示することで、比類のない鮮明な画質を可能にした。また、バックライトの輝度を調整しエネルギー消費を抑えることが可能で、環境に優しいディスプレイ製品といえる。

　ＬＧディスプレーは、この画期的な製品を８日から米ラスベガスで開幕する世界最大規模の民生電子機器展「ＣＥＳ」で披露する。同製品の市場投入は０９年下半期の見込みだ。