入力打鍵耐久性を向上5線式の透明タッチパネル　FTシリーズ3種

　日本開閉器工業はこのほど、透明タッチパネルＦＴシリーズの新シリーズとして「５線式・タッチパネルＦＴシリーズ」３種類を開発、１０月２９日から販売開始すると発表した。新シリーズは、５線式により入力打鍵耐久性をさらにアップ。サイズ別に、１０.４、１２.１、１５型の３種類を開発した。創立５５周年記念新製品として発売する。

　 同社の透明タッチパネルＦＴシリーズは、スイッチメーカーとして長年培ってきた電子技術が生み出した製品。特注対応、技術サポート、少ロット対応など様々なニーズに柔軟に対応している。

　 ５線式タッチパネルＦＴシリーズのラインアップは（１）「ＦＴ―ＡＳ００―１０.４Ａ―５　アナログタイプ１０.４型」（２）「ＦＴ―ＡＳ００―１２.１Ａ―５　アナログタイプ１２.１型」（３）「ＦＴ―ＡＳ００―１５Ａ―５　アナログタイプ１５型」。参考価格は、３９８５円から７１７３円。

　 特徴は、入力打鍵耐久性アップ。金属テールの採用でコネクタとの接触信頼性が向上。ＡＮＲフィルムの採用により干渉縞が発生しないため、画面の視認性が向上。フィルム表面はノングレア表面処理により蛍光灯などの映り込みを緩和。

　 フィルムプラスガラスの張り合わせ部分に粘着剤を採用することで、周囲の温度や湿度が変動してもフィルムの膨張や収縮が吸収されるため、耐環境性能が向上。入力方式は指・ペン共用タイプ。フィルム表面は、指・ペンの傷の発生防止に優れるハードコート。

　 周辺への組み込みやＬＣＤとの張り合わせも可能。防指紋、高透過率品など各種フィルムも対応。ペン入力・指入力まで入力方式も指定できる。主な用途はＯＡ・ＦＡシステム、銀行オンラインシステム、医療システム、教育システム、アミューズメント機器など。

　 また、ＵＳＢ対応で簡単に接続でき、ウインドウズ・ビスタにも対応の「コントロールボード/デバイスドライバー」（全４種）も同日から販売開始する。参考価格は３６２３円。

　 コントロールボードとデバイスドライバーをコンピュータ上で組み合わせて使用することで、タッチパネル画面を触れるだけでマウス同様に操作できる。