最大出力電力1000Wの絶縁型AC-DCパワーモジュール「PFE1000F」

　デンセイ・ラムダは２９日、最大出力電力1000Ｗの絶縁型ＡＣ―ＤＣパワーモジュール「ＰＦＥ１０００Ｆ」を開発、１０月３１日から受注を開始すると発表した。標準価格は５万円。

　新製品は、ＡＣ／ＤＣフロントエンド機能（高調波電流規制ＩＥＣ６１０００―３―２対応・力率改善）とＤＣ／ＤＣバックエンド機能（電圧変換）を一つのパッケージに収めたもの。

　最大６台の並列運転で５ｋＷまでの出力が可能で、情報通信、計測、工作機械、半導体製造装置などの大容量電力を必要とする装置への搭載をはじめ、分散給電方式のフロントエンド電源として利用できるなど、容易なアプリケーション設計を可能にした。

　ＯＮ／ＯＦＦコントロール、ＩＯＧ、外部信号のための補助電源などの機能を付加し、電源管理の柔軟性を向上した。さらにアプリケーションによって６ｋＶまでの雷サージ仕様を満足し、通信分野で求められているサージ耐量を向上。

　サイズは１００×１３.４×１６０ミリメートルで、従来のフロントエンドとバックエンドコンバータとの組み合わせ設計した電源に比べ、実装面積を２５％省スペース化できる。出力電圧は１２Ｖ、２８Ｖ、４８Ｖ。

　新製品を追加したことで、「ＰＦＥシリーズ」は５シリーズ１３機種の構成に充実した。