大容量NAND型フラッシュメモリー搭載の256ギガバイトのSSD

　東芝は、パソコン向けに多値技術による大容量ＮＡＮＤ型フラッシュメモリー（多値ＮＡＮＤ）を搭載した２５６ギガバイトのＳＳＤ（ソリッド・ステート・ドライブ）を製品化、今月からサンプル出荷、０８年第４四半期（１０―１２月）に量産を開始する。また、ミニノートパソコン向けにも１６ギガバイトと３２ギガバイトの小型ＳＳＤ「フラッシュモジュール」も製品化、第４四半期からの量産開始を予定している。

　小容量から大容量までＳＳＤのラインアップを拡充し、用途に応じたインターフェイスやパッケージを展開、ＳＳＤ市場の早期需要を喚起し、ＮＡＮＤ型フラッシュメモリー市場の拡大をけん引、この分野のリーダーシップを堅持する。

　２５６ギガバイトの新製品「ＴＨＮＳ２５６ＧＥ８ＢＣ」は、大容量でデータ転送や書き込み領域の均一化など多値技術に対応した独自開発のコントローラを搭載。従来製品に比べてデータ転送速度を高速化した読み出し秒速最大１２０メガバイト、書き込み秒速最大７０メガバイト。パソコンとのインターフェイスは、高速のシリアルＡＴＡを採用している。