105℃5000時間を保証した導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ「NPCAP PSFシリーズ」

　　日本ケミコンは、耐久性が１０５℃5000時間を保証し、ＥＳＲ値５ｍΩを実現した導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ「ＮＰＣＡＰ　ＰＳＦシリーズ」を開発、１０月から月間１２００万個体制で量産を開始する。

　新製品は、封口構造および封口ゴム材の最適化を図ることで、従来１０５℃2000時間だったものを大幅に長寿命化した。

　定格電圧は、ＬＳＩの電源部２次側用途がターゲットの２.５Ｖと同１次側向けの１６Ｖの２種。２.５Ｖ品は、高分子電解質の重合方法および構成材料を最適化し、従来７ｍΩだったＥＳＲ保証値を５ｍΩに低減。また、規定寿命の5000時間後のＥＳＲ保証値を５ｍΩの初期規格保証としている。サイズは６.３φ×８ミリメートルで３３０―５６０マイクロＦをカバー。

　１６Ｖ品はサイズが６.３φ×１０.５―１０φ×１１.５ミリメートルで、１００―４７０マイクロＦをカバー。

　コンピュータマザーボード、薄型テレビ、ゲーム機などに適する。