電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月27日051227_02 日立 ユニット センサーモジュール 一般産業用

端末情報をネットワークへ提供できるポータブル型と超小型リストバンド型の無線センサー



日立製作所ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー(木下泰三カンパニー長&CEO)は26日、端末情報を自立的にネットワークなどに提供できる無線センサーの技術を応用したポータブル型とリストバンド型の無線センサー「日立AirSense」を開発、06年1月から販売開始すると発表した。

ポータブル型は、建物の壁などに設置するだけで、温度や湿度を検知でき、ビルの空調管理や地震対策、食品工場での衛生管理などに使用可能。リストバンド型は、腕時計型で、身に付けるだけで心拍数や脈拍を感知、その情報を離れた場所に送れるため、遠隔地に住む高齢者の健康状態把握などへの利用が可能。

ポータブル型無線センサーは、設置場所の電波状況に応じて最適な無線伝送ルートを形成する技術を用いている。IEEE802・15・4およびメッシュネットワーク対応。オールインワン、プラグ&プレイ、温湿度管理、振動検知、電池残量モニター、電波状態モニター付き。小型で低消費電力(電池寿命約2年)。高精度温湿度センサー、3軸加速度センサー内蔵。豊富な外部インターフェイスを備えセンサー追加可能。

リストバンド型無線センサーは、世界最小レベルの1.5センチメートル角基板にセンサー、マイコンと無線機能を集約する技術を用いた。オールインワン、プラグ&プレイ、身につけるだけで脈拍・体動のセンシング可能。無線送信、データ表示・蓄積。小型・軽量。

今回の2製品により、センサーのワイヤレス化で配線工事が簡単になり、かつ設置後の移動も自由に行うことが可能となる。価格は、両タイプともにノード、ゲートウェイ、モニターソフトなどの組み合わせで一式90万円。

「今回発表のエントリモデルをベースに、パートナー企業と実証実験、共同開発を推進していく」(木下カンパニー長)とし、06年5月以降に向けてさらに大規模システムの製品化も進める計画。

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