電波プロダクトニュース
051207_01
ハイエンドデジカメなどの用途向け600万ピクセル静止画像処理用DSP 米チップライツ(CW、パトリック・チンメントCEO)は、600万ピクセル静止画の画像処理(毎秒3フレーム処理)ができるなど、高C/P(コスト・パフォーマンス)を実現したDSP(デジタル処理プロセッサ)「CW5521」を開発、全世界で本格的な受注活動を開始した。ハイエンドのデジタルカメラ、デジタルメディアプレヤー、携帯電話や監視カメラなど、多様な用途でのデザイン・イン(採用)を見込む。 同社は1999年、ボストンに設立されたイメージ、ビデオ処理用の効率的なアーキテクチャを持ち、画像処理技術に強いファブレス半導体メーカー。01年末に最初の製品として開発したのが画像信号処理&ビデオ信号処理プロセッサ「CW4011」。その後にデジタルカメラ用の機能を強化した「CW4512」が開発されたが、今回の新製品「CW5521」は、完全にプログラマブルな方法でASIC(特定用途向けIC)と同等以上の性能を実現、ASICの代替需要を目指し開発されもの。CW4512の3倍の性能を持つ。 大量のストリーミングデータを処理できる、スケーラブルでプログラマブルなプラットフォームで、先進のSIMD(シングル・インストラクション・マルチプル・データ)プロセッサにより、ビデオやイメージを処理する携帯機器の性能を大きく向上する。 RISCプロセッサ16個の32ビットデータパスのパラレルプロセッサで構成。ビデオ入出力、USB、オーディオ、CF/SDカードインターフェイスなどを内蔵している。ハードウエアの評価キット「EVK」とソフトウエアのシミュレーション用の開発キット「SDK」を有償(各4500ドル)で提供。 日本事務所(東京都台東区台東、堤昭二代表)を03年3月に開設、日本市場においてもカスタム仕様も含め、徐々に採用実績が上がってきている。国内の販売代理店は、マイクロテック(大西俊樹社長)。 |
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