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高速ADCを効率良く駆動するするために必要な超低歪みを実現する差動アンプ  米アナログ・デバイセズはこのほど、高速ＡＤＣ（アナログ/デジタルコンバータ）を効率よく駆動するために必要な超低歪みを実現する業界初の差動アンプ「ＡＤ８３５２」を発表した。現在サンプル出荷中で、量産出荷は０６年１月の予定。価格は3.49ドル（米国における1000個受注時の参考単価）。 新製品は、同社の総合的なＲＦ（無線周波数）部品シリーズの最新製品として、次世代の３Ｇおよび４Ｇ携帯電話、ブロードバンドＷｉＭＡＸワイヤレス機器に用いられる実用上最高のＩＦ（中間周波数）において、１２ビットから１６ビットのＡＤＣを駆動するよう設計されている。 競合差動アンプが実現している１００メガヘルツを大きく超える最高３８０メガヘルツで、高速ＡＤＣを駆動しても、これまでにない高性能を保持することができる。 また、従来よりも高い動作周波数における超低歪み性能は、独自技術の内部キャンセル方式と、特殊なＳｉＧｅ（シリコン・ゲルマニウム）ＳＯＩ（シリコン・オン・インシュレータ）プロセス技術XFCB-3の採用とによって実現している。さらに、高い直線性と、わずか３７ミリアンペアの静止電流を特徴としている。 パッケージは、省スペースの３×３ミリメートルＬＦＣＳＰで供給される。 | ||||||||||||