電波プロダクトニュース
051110_03
無駄なスペースを埋め尽くして銅線の占積効率90%以上の回転機器用コイル 【小諸】各種コイルの試作・開発のセルコ(長野県小諸市大字御影新田2130-1、小林延行社長)は、銅線の最大占積率で従来の無駄なスペースをすべて埋め尽くす理想のコイル形状をした回転機器用コイルを開発した。 この回転機器用コイルは、平角電線をα巻線したもので、最大占積効率は「99%近い。最低でも90%以上の占積効率」(小林社長)だという。このコイルは、複数のコイルを結線、張り合わせることにより、段付きコイルを形成、さらに、湾曲させることでDCモーターなどのティースへの直巻きコイルの占積率の悪さをカバーする。 同社は、ハイエンドニーズに対応した各種コイルの試作、開発、製造を行っており、高密度コイル空芯コイル、角丸端子などで実績を持つ。同社自然エネルギー研究室長兼技術顧問の加藤耕明氏は「当社は様々なカスタムメードのコイルの製作に携わってきた。巻線の技術と圧縮の技術で起磁力が大幅にアップしていることが特徴」と語る。 同社の今年度(07年3月期)の売上げは、前年度の6割増の約3億5千万円を見込んでいる。同社長は「来年度は月商5千万円、年商6億円を目指す」と話し、電波時計用のアンテナ用コイルやIH用コイル、ステッピングコイル、ソレノイドコイル、リニア・コイルなどの需要を見込んでいる。 |
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