電波プロダクトニュース
051021_03
小型携帯機器向けパワーMOSFETと充電タイマー内蔵のリチウムイオン2次電池充電制御用yIC ミツミ電機はこのほど、携帯電話やデジタルカメラ、携帯デジタルオーディオプレヤーなどの用途向けに、パワーMOSFET内蔵のリチウムイオン2次電池充電制御IC「MM3204」を開発、06年2月から量産を開始する。 サンプル価格は150円。生産計画は厚木事業所、および千歳事業所で06年2月から月産50万個を予定。 携帯電話やDSC、携帯デジタルオーディオなどのポータブル機器は小型化ニーズが強く、バッテリは単3アルカリ乾電池やニッケル水素2次電池からリチウムイオン/リチウムポリマー電池に代わりつつある。また、機器や充電器の小型化に伴い、充電制御ICにも小型化要求が高まっている。 新製品は、こうしたニーズに対応し、パワーMOSFETや充電タイマーを内蔵、外付け部品の削減を目的としたスタンドアロン・リニア方式の製品を開発したもの。 特徴としては(1)高精度定電流/定電圧充電制御(2)パワーMOSFET、充電タイマーを内蔵しており、ブロッキングダイオードが不要(3)LED、マイクロプロセッサへの充電状態表示出力内蔵(2系統)。 主な仕様は、推奨電源電圧4.6ボルト-6.0ボルト。充電電流設定電圧Hは150ミリボルト typ ±8ミリボルト。充電完了検出電圧18ミリボルト typ ±5ミリボルト。 同社は今後、リチウムイオン電池対応だけでなく、新しい素材に対応した制御用ICも視野に入れた開発を進める。 |
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