電波プロダクトニュース
051018_05
薄型TV向け1チップビデオ・シグナル・インプットプロセッサ 日本プレシジョン・サーキッツ(NPC、五味佳文社長)は、LCDやプラズマなど、今後急成長が見込まれる薄型テレビ市場向けに「ビデオ・シグナル・インプット・プロセッサ」(VSIP=ヴィシップ)を開発、このほどサンプル出荷を開始した。06年春から夏にかけての量産開始を予定。パワー制御ICの「PMIC」とともに、新しいビジネスの柱に育てていく計画。 VSIPは、02年ごろから開発に取り組んできた。従来型の製品は、2チップタイプ(構成)だったが、今回開発のVSIPは1チップ。 薄型テレビ設計期間の強まる短期化ニーズに対応可能な技術サポート体制、および一貫生産体制が整備されたことで3カ月前からサンプル出荷に入っている。 「これまでに画像の鮮明化など、ビデオバッファ向けICでは、国内外の大手テレビメーカーに高い納入実績を持っている。セットの部品点数の減少にも貢献できる製品として、市場で評価されると思う」(五味社長)。 同社は、セイコー100%出資の半導体メーカーで、水晶発振技術をベースとした“タイミングソリューション”(水晶発振器用IC)製品事業は、高いシェアを持ち、業界の主導的な立場にある。 これらの単機能、汎用製品に次ぐ製品として、事業の新しい柱(第2)を目指し、拡充を急いでいるのが、NPCのコア技術を生かし各種機能をICに取り込んだ“システムLSIのアナログ版”ともいうべきシステムライクな製品群。 なかでも、顧客の多様なニーズに対応した「PMIC」(パワーマネジメントIC)。現在、新製品の開発・設計に積極的に取り組んでいる。携帯電話、デジタル家電などの市場にフォーカス。こちらも、ことし後半から06年にかけて量産出荷を目指す。 「技術者が(半導体を搭載する機器の)マーケットに強い関心を持つようになってきた。新製品開発の方向性が固まりつつあり、今後、社内の技術と外部の設計リソースとのバランスを取りながら、新しい事業展開に結びつくような新製品開発を加速させていきたい」(五味社長)。 |
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