電波プロダクトニュース
050930_08
高速電灯線通信(HD-PLC)用モジュールとLSI 松下電器とパナソニックコミュニケーションズは29日、高速電灯線通信(HD-PLC)用モジュールとLSIの量産を開始すると発表した。 両社は既存の宅内電灯線を使ってホームネットワーク利用機器に幅広く、また柔軟に適用でき、ハイビジョンなどの広域帯のコンテンツを送ることができる同通信技術を開発してきた。すでにHD-PLCの評価ボードおよびスタートアップユーティリティ(ソフトウエア)は8月から出荷している(現在評価サンプルを米国/欧州で提供中)。 これらの開発の成果を生かし今年度中に同モジュールとLSIの量産を始めるもの。モジュールは12月から、LSIは来年4月からサンプル提供を開始する。 今後は、関連製品を開発している企業にホームネットワークのコア技術としてHD-PLCの採用を勧めるほか、パナソニックブランドによる同事業を展開し商品、モジュール、LSIまで幅広く提供する方針。 ネットワーク開発センターの有高明敏所長は輻射低減実験の状況やその技術を紹介しながら「HD-PLCは利用者にとって最も負荷が少ない通信手段であり、当社もメインの技術として取り組みを進めている」などと意欲を示した。同社では、将来的にはコストを無線LANと比べて同等かそれ以下とすることで、大半の家電製品への搭載も考えているという。 このHD-PLCの検証実験を10月4日から千葉・幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN2005」で行う。HD伝送などのアプリケーションを複数実行時の伝送状態と不要輻射状況を観測し、開発した不要輻射低減技術の実用性を確認する。 |
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