電波プロダクトニュース
050930_04
インクジェット技術を使った低温焼成セラミック多層基板の微細パターン化技術 KOAは、米国フィラデルフィアで開催されている部品、材料関係の最新技術を発表するIMAPS2005で29日、インクジェット技術を用いた低温焼成セラミック(LTCC)多層基板の微細パターン化技術を発表した。 KOAが独立行政法人・新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け、03年6月から3カ年計画でセイコーエプソンと共同開発を進めているもの。30マイクロメートルの微細パターン、および60マイクロメートルピッチ形成を実現したもの。 表面処理を施したセラミックグリーンシート上に数ナノ-数十ナノメートルの銀微粒子を液体中に分散させたインクをインクジェット法によってパターン形成するもの。 このプロセスを用いることによって、微細パターンを形成することが可能になり、デバイスの小型化を推進できる。しかも、必要な部分だけに描画するため、材料使用量およびエネルギ消費量を削減できる。 さらに、スクリーン印刷法は、あらかじめマスクを作らなければならないが、インクジェット法の場合は、マスクレスのために段取り切り替えが簡単で、多品種少量生産に適しているうえ、マスク製作の時間が不要で、短納期化に寄与するというメリットもある。 今回の発表では、パターン形成にとどまらず、インクジェットによるLCRの形成などについても技術を発表した。高機能デバイスへの期待が膨らむ。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト|
| ホームページへ戻る
|
次データへ
|