電波プロダクトニュース
050914_02
低雑音アバランシェ.フォトダイオードと受信用光デバイス 三菱電機は13日、毎秒10ギガビットの80キロメートル級長距離光ファイバ通信に用いる受光素子として、世界トップレベルの素子寿命と低雑音特性を実現した新構造の「アバランシェ・フォトダイオード」と、同素子内蔵により-28デシベルメートルという世界トップレベルの受信感度を実現した「受信用光デバイス(ROSA)」を開発したと発表した。 新アバランシェ・フォトダイオードは、受光素子自身が発生する雑音を低減するため、電界の集中を抑制するプレーナ(平坦)型構造を新たに開発、世界トップレベルとなる推定寿命 810時間と従来比約40%低い素子雑音を実現した。 また、この素子はチップの裏面から光を入射する裏面入射構造が一般的であるが、同社では多層反射層により感度を高める独自の表面入射構造を採用している。これにより、光デバイスの組込みが通常の実装手段で行えるため、低コストな光デバイスが実現可能となる。 受信用小型光デバイスは、長寿命で低雑音のアバランシェ・フォトダイオード内蔵により、-28デシベルメートルの最小受信感度を達成した。パッケージにはCANタイプを採用し、形状と電気的特性を業界標準のXMD・MSAに準拠させたことで光送受信器の実装設計の容易化が図られる。 この開発成果は、25-29日まで英国グラスゴーで開催される国際会議「ECOC2005」で発表の予定。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト|
| ホームページへ戻る
|
次データへ
|