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デジタル放送を同時に2チャンネル受信可能なSTB用LSI  ＮＥＣエレクトロニクスは、欧州、中東、アジアを中心とする世界の主要デジタル放送仕様のＤＶＢ（デジタル・ビデオ・ブロードキャスティング）規格に準拠したデジタル放送を同時に２チャンネル受信できるＳＴＢ（セット・トップ・ボックス）で、現行機種を用いた場合に比べ、約１５％低コストで構築できるＬＳＩ「μＰＤ６１１２５」を製品化、７日からサンプル出荷を開始した。サンプル価格は3000円。量産開始時期は今年第４四半期の予定で、当初月約１０万個を見込んでいる。 新製品は、配信された画像のデコード機能など、デジタル放送を受信するための機能一式をワンチップに統合した製品。 このＬＳＩを用いると、２台のテレビディスプレイに、別々のデジタル放送の画像や音声を出力したり、また、１台のテレビディスプレイに、異なる２チャンネルのデジタル放送の画像を同時に表示したりする機能を、１つのＬＳＩと従来の半数のメモリーで実現できる。 新製品は、９日から１３日までオランダ・アムステルダムのライ国際会議場で開催される放送関連技術の展示会「ＩＢＣ２００５」で紹介する。 | ||||||||||||