電波プロダクトニュース
050905_04
オゾン破壊係数ゼロで高沸点タイプのフッ素化合物 住友スリーエムはこのほど、オゾン破壊係数がゼロで、温暖化への影響が小さい高沸点タイプのフッ素化合物「3M ノベック 7300HFE(ハイドロフロロエーテル)の販売を開始した。 新製品は、HFEシリーズで98℃と最も高い沸点を持つ製品で、オゾン層破壊物質を含まず、地球温暖化係数は200と低く、環境負荷に十分に配慮されたフッ素系製品。液体は無色透明で、不燃かつ引火点もなく、実用上無毒で安全性に優れ、消防法や地球温暖化対策推進法などの法規制対象外のフッ素化製品。日本では、化審法を取得している。 主な用途は、フッ素オイル、フッ素コーティング剤など溶剤の希釈用途、フッ素樹脂の分配媒、半導体装置の冷却用途、恒温槽の熱媒体、電子部品などのグロスリークや精密洗浄剤、耐電圧などの検査に適している。 希望小売価格(税込み)は、7900円/キログラム。ドラム缶入り(272.1キログラム入り)と15キログラム缶の2種類を用意している。 フッ素化合物は、代替フロンであるHFC(ハイドロフルオロカーボン)、PFC(パーフルオロカーボン)、SF6(6フッ化硫黄)やHCFC(ハイドロクロロカーボン)などの一部製品では、京都議定書によって温室効果ガスとして排出規制されており、これを受けて、より温暖化係数の低いものが求められている。このため、産業界では、脱高温暖化製品の動きを加速させている。 |
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