電波プロダクトニュース



050824_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月24日050824_02 三菱電機 半導体素子 光半導体 通信インフラ用

2.5ギガビット/秒で100キロメートル伝送可能な光通信用半導体レーザー



三菱電機は、マイナス20℃-95℃と業界最高レベルの動作温度範囲を実現した光通信用半導体レーザー「ML9xx43シリーズ」を開発、9月1日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は4000円(税抜き)。06年1月から月1万個で生産の予定。

新製品は、2.5ギガビット/秒、100キロメートル伝送が可能な半導体レーザー。このタイプの半導体レーザーでは、伝送特性と高温時の光出力特性とが相反関係にあるため、動作温度範囲は、0℃-85℃に限られていた。




同社では、半導体レーザーの発光領域である活性層構造を最適化することにより、光の変換効率を向上させ、マイナス20℃-95℃まで温度制御なしで良好な伝送特性を実現した。これにより、光送受信機の温度調整器を不要とし、小型・高密度実装化、低コスト化に貢献する。また、95℃の高温で伝送に必要な光出力を得るためには、光出力を得る効率を示すスロープ効率を改善する必要がある。今回、素子構造を最適化することにより、同社従来比で約30%改善となるスロープ効率0.28ワット/アンペアを実現した。これで光送受信機の低消費電力化ができる。

主な特性は、発振波長1550ナノメートル、しきい値電流35ミリアンペア、動作電流70ミリアンペア。標準CANパッケージで供給される。

| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |