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AD変換前に必要なLPFを内蔵したDVDレコーダ用IC BUS制御入力ビデオスイッチIC  ミツミ電機はこのほど、ＤＶＤレコーダ用IC BUS制御入力ビデオスイッチＩＣ「ＭＭ１６５８」を開発、１２月から量産を開始する。生産計画は、厚木事業所（神奈川県）で当初月産１０万個、０６年度には、月産２０万個を予定。同社は今後、ブルーレイディスクドライブやＨＤ―ＤＶＤドライブなど、ハイビジョンＤＶＤレコーダに対応したＩＣ開発を強化し、ＤＶＤレコーダ分野で３０％のシェア確保を目指す。 同社は、２０００年にＤＶＤプレヤーなどの映像出力に最適な、ＬＰＦ（アンチ・エイリアシング・フィルタ）内蔵ビデオドライバＩＣの量産を開始。現在は２０機種をラインアップしている。 新製品は、ＤＶＤレコーダなどのＡＤ変換前に必要なＬＰＦを内蔵した入力ビデオスイッチＩＣ。ＤＶＤレコーダ市場の動向に応じて新たに開発したもの。 サンプル価格は１５０円。入力は、コンポジットビデオ（ＣＶＢＳ）５系統、S-Video（Ｙ、Ｃ）４系統（ＹとＣｂ兼用）、Ｙ色差（Ｙ、Ｃｂ、Ｃｒ）１系統を備え、出力は、V/Yout1系統（ⅤとＹ兼用）、Y/Cbout1系統（ＹとＣｂ兼用）、C/Crout1系統（ＣとＣｒ兼用）を備えている。 Ｓ端子接続検出、S1/S2検出、Ｄ端子接続技術、Line1-3検出、同期検出を内蔵しており、ブルーバック検出、またはチューナのオートプリセットに有効。 IC BUSスレーブアドレスは、90H/92Hから選択可能。 消費電力は３４０ミリワット（ｔｙｐ）。電圧利得は０デシベル／６デシベル切り替え。周波数特性は、マイナス３デシベル通過帯域７メガヘルツ ｔｙｐ。 10.7メガヘルツ減衰量マイナス３６デシベル ｔｙｐ。13.5メガヘルツ減衰量マイナス４０デシベル ｔｙｐ。27.0ガヘルツ減衰量マイナス３７デシベル ｔｙｐ（SIN wave 1Vp-p入力時）。 クロストークは、マイナス６０デシベル（ｔｙｐ）。パッケージは、ＳＳＯＰ４２。外形寸法は、7.6×17.6×1.85ミリメートル。 用途は、ＤＶＤレコーダ、放送用機器など。 ＤＶＤレコーダの世界需要は、０５年度が約１３００万台、また、０８年度には３７００万台が予測されている。 | ||||||||||||