050722_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月22日 |
050722_01 |
ローム |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
自動車機器用 |
車載オディオ・AGC回路向けアッテネータ用混変調歪みを25%改善した高性能PINダイオード
歪み特性 評価結果
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ロームは、混変調ひずみをマイナス47デシベル(110デシベル入力時)に改善しながら、Rf特性を3.7-4オー
ムと、従来と同等にしたアッテネータ用PINダイオードを開発した。優れたひずみ特性が求められているカーオーディオ、カーアンテナのオートゲインコントロール(AGC)回路向けに、今月からサンプル出荷を開始し、8月に量産を開始する。
デバイスのパターン設計、材料の抵抗率、拡散濃度、拡散形状などを工夫することにより、業界で初めてひずみの原因となる伝導度変調ポイントを実用周波数外に出し、混変調ひずみをこれまでのマイナス46デシベル強からマイナス47デシベルと約25%改善した。
混変調特性を良くすると、Rf特性が高くなるというトレードオフの関係も、パターン設計や拡散の濃度、形状を最適化することで、高周波信号をチップ側面から流れやすくし、Rfを従来並みの3.7-4オームにできた。
これによって、ノイズの少ない高音質受信が可能となり、受信状況の変化が激しいカーオーディオやカーアンテナのAGC回路向けに適したPINダイオードを供給できる。
パッケージは、2ピン1712サイズ(UMD2)/3ピン2012サイズ(UMD3)/3ピン2916サイズ(SMD3)の3サイズを取り揃えた。
生産は、前工程がローム・ワコーデバイス(岡山県笠岡市)、後工程はローム・アポロ(福岡県筑後市)、ローム・アポロ・エレクトロニクス・タイランド、ローム・セミコンダクタ・チャイナ(天津)、ロームコーリアで行う。
8月から、それぞれ月産100万個体制で量産を開始する。 |
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