電波プロダクトニュース
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マルチメディア対応携帯電話の性能アップに役立つバルク表面波フィルタとデュプレクサ オランダのフィリップスは14日、マルチメディア対応携帯電話の性能を高めるバルク表面波(BAW)フィルタとデュプレクサ(送受信切替器)の新製品を発表した。 GSM方式や3G携帯電話の受信機能を改善すると同時に、チップスケール・パッケージング(CSP)技術の採用でフィルタサイズの縮小も実現した。 米調査会社アイサプライのスコット・スマイサー主席アナリストは「BAWは近年のフィルタ設計で、最も重要な開発のひとつ。SAWや誘電体フィルタより小サイズを提供し、インバンド挿入物損失を軽減した」と説明する。 フィリップスの新しいBAWフィルタとデュプレクサは端末の設計プロセスを簡素化し、携帯電話の基板で最大の部品であるRFモジュールのサイズ縮小を実現。同社の特許技術、ソルダーバンプCSPで、従来のワイヤボンド式のBAWフィルタに比べ、RFの前工程の製造コストを縮小することもできる。 同社の受動部品統合プロセス技術を利用することで、端末メーカーはより容易にバラン(平衡不平衡変成器)の統合ができ、端末の小型化、製造コストと時間短縮を図ることができるとしている。 米PCS方式1900メガヘルツ向けのBAWフィルタ「BWT190A」とデュプレクサ「BWD190A」が今年第3四半期にサンプル出荷する予定。量産出荷は第4四半期。 |
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