電波プロダクトニュース
050530_02
RGBのLEDを使って液晶ディスプレイのバックライトを実現するカラーマネージメントシステム アジレント・テクノロジーは、赤・緑・青(RGB)の3色のLEDを使った液晶ディスプレイのバックライトを実現するカラーマネジメントシステムを発表した。3色のLEDバックライトにより、表示可能な色再現範囲は拡大する。 発表したシステムは、LEDの発光を制御するアルゴリズムを組み込んだカラーコントロールICと、LEDの色調と輝度を検出するカラーセンサーで構成。カラーセンサーで検出した情報に応じて、コントローラICがLEDを制御し、要求通りの色を実現する。 3色のLEDを使用したバックライトは従来、主流の冷陰極管を使ったものに比べ、色の再現範囲性に優れる。「NTSC方式の映像で表示可能な色のうち、冷陰極管で再現できる色は75%程度。(同システムを使った)3色LEDでは、104%に拡大する」(同社)という。 その半面、LEDは、温度や製造ロットごとに色調や輝度に微妙な違いが発生するため、高度な色調の管理技術が必要で、バックライト光源として採用されている数は少なかった。 同社は「複雑なプログラミングや混色を作り出すノウハウなど必要なしに、容易に3色LEDのバックライトを実現でき、すべての液晶ディスプレイの需要が見込まれる。また、LEDを使ったイルミネーションの制御システムとしても利用できる」とする。 同システムは現在サンプル出荷中で、6月から量産開始予定。サンプル価格は4200円。初年度3億円の売上げを見込んでいる。 |
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