電波プロダクトニュース
050520_02
HEED冷陰極とHARP撮像板採用の小型超高感度撮像デバイス パイオニアは19日、NHKと共同で小型で超高感度な撮像デバイス「HEED冷陰極HARP撮像板」の開発に成功したと発表した。 共同開発した撮像デバイスは、NHKが中心となって開発したHARP(ハイゲイン・アバランシェ・ラッシング・アモルファス・フォトコンダクタ)膜とパイオニアが1997年に発明したHEED(ハイエフィシェンシイ・エレクトロン・エミッション・デバイス)の優れた特徴を組み合わせたもので、HARP膜とアクティブ駆動型HEED冷陰極アレイとを近接させて向かい合わせた構造の小型超高感度撮像デバイス。従来の長尺な撮像管(長さ約10センチメートル)に比べて奥行きが10分の1(長さ約1センチメートル)以下で、駆動回路も内蔵しているためカメラの小型化が可能になる。 また、HEED冷陰極アレイは低電圧で電子ビームを放出できるため、消費電力を小さくすることも可能である。画素サイズは50×50マイクロメートル、画素数は約5万画素(256×192)となっている。今後、画素の高精細化を図ることで早期実用化を目指す。 この撮像デバイスは、夜間でも鮮明なカラー撮影ができる小電力の小型超高感度カメラの実用化にメドをつけるとともに、将来的にはハンディカメラ、車載用暗視カメラ、防犯用監視カメラなど民生用製品への応用が期待される。 |
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