電波プロダクトニュース
050512_01
0.3ボルトの超低電圧動作を実現したチャージポンプIC セイコーインスツルはこのほど、0.3ボルトの超低電圧動作を実現したチャージポンプICを開発、7月からサンプル出荷を開始する。価格は200円。 今回、開発に成功したチャージポンプICは、超低電圧動作を可能にする完全空乏型SOI(シリコン・オン・インシュレータ)技術を適用し、0.3ボルトの入力電圧を、内蔵のキャパシタとMOSトランジスタにより、2.0ボルトに昇圧することができる。 この新チャージポンプICは、従来のものとは異なり、微弱な電圧を昇圧し、DC-DCコンバータを起動させる役割を持つ新しいコンセプトの電源IC。 これまでの昇圧型DC-DCコンバータは、入力電圧0.9ボルトから動作を開始するため、0.3ボルトの入力電圧では起動することができなかった。 新チャージポンプICを接続することにより、0.3ボルトの入力電圧が0.9ボルト以上に昇圧され、DC-DCコンバータに供給されるため、入力電圧が0.3ボルトであっても、昇圧型DC-DCコンバータを起動させることが可能になる。 そして、昇圧型DC-DCコンバータの動作が確認されると、このチャージポンプICは、自身の動作を停止し、無駄な消費電力を抑えるという機能を持っている。 主な用途は、太陽電池、燃料電池など、発電源用昇圧型DC-DCコンバータの起動、RFタグの内部電圧昇圧、間欠動作するシステムへの電力供給など。 |
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