電波プロダクトニュース
050504_01
サンプリングレート(変換速度)を広範囲に保証するADコンバータ75品種 米ナショナルセミコンダクター社は、新製品約75品種を年内に投入し、ADコンバータ(ADC)のラインアップを大幅に強化する。特に汎用ADCは、サンプリングレート(変換速度)を広範囲に保証する製品を投入することで、多様なニーズに対応できる体制を、早期に構築するのが狙い。 電源用半導体やオペアンプなど、各種アナログ半導体を扱う同社は、ADCのラインアップの拡充で、アナログ信号回路全般をサポートする「シグナルパスソリューション」を目指している。 夏にかけて順次発売するSPIインターフェイス対応版のADC新ファミリは、保証する変換速度を「毎秒50キロ―200キロサンプル」「毎秒200キロ―500キロサンプル」「毎秒500キロ―1メガサンプル」と3種類の範囲で設定。従来のように「毎秒100キロサンプル」というような1点での動作保証とは異なる。 また各変換速度範囲で、分解能8・10・12ビットかつ、1・2・4・8チャネル品をそれぞれ用意し、合計36製品で汎用ADCの大半の用途に対応する。各製品ともにピン互換、機能互換性があり、チャネル数が同じであれば、変換速度や分解能の変更が容易に行える。 同社の日本法人では「1点保証から範囲保証となることで、ユーザーは、信頼性を維持しながら気軽に仕様を変更できる。加えて、汎用性の向上で、1製品当たりの使用量が2倍となるなど、製造コストを抑えられる。そのため、従来品に比べ10-15%程度安い価格を実現した」とする。 同社は今後、分解能14・16ビットへの対応や 2ICインターフェイス対応版の開発を進め、順次発売を計画。 また、変換速度毎秒5メガサンプルを超える高速ADCについては、医療機器用画像処理装置やテスター、放送機器など、特定アプリケーション向けの高性能品を35品種程度、年内に順次投入。汎用、高速を問わず、ADCのラインアップの充実を図り、「シグナルパスソリューション」を広く提供していく。 |
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