電波プロダクトニュース
050426_01
実装総面積13.56平方ミリの業界最小白色LED用ドライバLSI ロームは、周辺部品を含めた実装総面積が、業界最小の白色LED用ドライバLSIを開発し、7月から量産を開始する。PWM制御部IPコアを小型化し、チップサイズを抑え、同期整流方式の昇圧回路を用いることで、外付けしていたショットキーバリアダイオード、DCパス切断用FETを不要にし、8ピンCSPパッケージ品「BD6061GUT」で実装総面積13.56平方ミリ、8ピンガルウイングパッケージ(HSON)品「BD6063HFN」で同19.44平方ミリにした。 BD6061GUTは、主に携帯電話のPCB用に、BD6063HFNは、DSCのフレキシブル基板用を中心に供給する。5月からサンプル出荷し、7月に当面月産百万個で量産に入る。 サンプル価格100円/個。前工程はローム浜松、後工程はローム福岡で行う。 ともに最大4個の白色LEDをシリアル接続し、4個を同時点灯できる。小型PWM制御部IPコアを用い、チップサイズを小型化。8ピンCSP、8ピンHSONの小型パッケージに収めることができた。 また、同期整流方式カレントモードPWMステップアップDC/DCコンバータ方式を採用し、これまで外付けしていたショットキーバリアダイオードとDCパス切断用外付けFETを不要にした。 これらにより、従来、白色LEDドライバLSI、コイル、FET、ショットキーバリアダイオード、セラミックコンデンサ、抵抗器の周辺部品を含めた総実装面積が、21.01平方ミリだったのを、BD6061GUTで約35%減の13.56平方ミリに、BD6063HFNで約7%減の19.44平方ミリに抑えた。 保護素子を採用。Pチャンネル、Nチャンネルのパターンレイアウトを変えることで、静電耐圧を8キロボルトと業界トップレベルの高耐圧にし、信頼性を高めた。 定電流ドライブ回路とシリアル接続により、LEDに流れる電流を均一化。表示品質を向上した。 今回の2機種を加え、白色LEDドライバLSIを5機種ラインアップできた。 携帯電話、DSC、PDA、DVCなどのモバイル機器向けバックライトLEDや、カメラ付き携帯電話のカメラ補助光LEDの需要に応える。 |
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