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自動車電装用導電性高分子タンタル有機半導体固体電解コンデンサ  三洋電機は、自動車電装用の高分子有機半導体固体電解コンデンサ「POSCAP（ポスキャップ）」TAシリーズを開発し、4月から量産を開始する。 国内の導電性ポリマーを使ったタンタル電解コンデンサメーカーでは初めて自動車電装分野で求められる85℃・85%ＲＨ・500時間の耐湿負荷性能を保証。ピーク温度260℃の鉛フリーリフローハンダ付けにも対応した。 カーナビ、ETC、ミリ波レーダー、イモビライザーなど高耐湿性、高耐熱性が要求される自動車電装分野や産業分野に供給する。電子デバイスカンパニーの大阪（大阪府大東市）、インドネシア、フィリピンの3工場で4月から量産に入る。3工場合わせて月産100万個でスタートする。 ＴＡシリーズは陰極にポリピロール、陽極にタンタルを用いた導電性高分子タンタル電解コンデンサで、重合条件を見直し、内部封止構造を改善することにより、従来の同コンデンサでは保証していなかった85℃・85%ＲＨ・500時間の耐湿負荷性能を保証した。従来品では無負荷60℃・95%ＲＨ・500時間保証だった。また、250℃だったハンダ耐熱温度を260℃まで高め、鉛フリーリフローハンダ付けを可能にした。等価直列抵抗（ESR）9-70ミリオームの広い範囲で85℃・85%ＲＨ・500時間を保証。9ミリオームの低ESRで85℃・85%ＲＨ・500時間保証は業界で初めて。外形寸法B1サイズ（3.5×2.8×1.1ミリ）-D4サイズ（7.3×4.3×3.8ミリ）11サイズを取りそろえた。カーナビで3-5個使用する。 ▽使用温度範囲マイナス55-プラス105℃▽静電容量範囲33-1000μF▽静電容量許容差プラスマイナス20%▽定格電圧2.5-10.0ボルト▽損失角正接（tanδ）0.08/0.10/0.15以下▽漏れ電流0.1CV以下。 |
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