高品質なサービス
1xEV-DO方式の新規格「RevA」は、04年3月に制定された国際標準規格で、下りのデータ処理速度を最大3.1メガbpsに拡張したほか、マルチキャストサービスやパケットの帯域保証（ＱｏＳ）を実現する。

これにより端末ユーザーは、より高速な動画コンテンツのダウンロードが可能となり、VoIPなどのIPベースのサービスやプッシュ・ツー・トーク（PTT）、映像電話、ゲームなど多彩な高品質サービスを受けることができるようになる。

クアルコムの「MSM6800」は、同社が昨年12月にサンプル出荷を開始した「RevA」対応チップ「CSM6800」を含む。

同チップは日立製作所、ルーセント、モトローラ、サムスン電子などに既に採用されており、これでグローバルな「RevA」の商用化に向けたシステムソフトウエア、ハードウエアの開発が加速されるとクアルコムでは期待している。

400万画素デジカメ
同チップセットは、クアルコムのデジタルカメラ機能「Qcamera」を搭載し、400万画素までのデジカメに対応。

また、オンデマンド・ビデオ向けではQVGA30fps、カムコーダクラスの映像はQVGA15fps、毎秒700万画素のグラフィック機能などをサポートする。