電波プロダクトニュース
050330_06
超低ジッター・低コスト・高精度の機能を提供するネットワーク用マルチプレクサーIC 【サンノゼ(米カリフォルニア州)PRN=共同JBN】米マイクレル社は、新しい超低ジッターLVDS、CML、LVPECL 高性能クロック・マルチプレクサーICファミリーであるSY89840U-SY89843U、SY89837/8U製品の発売を発表した。 これらチップは、特許申請中のユニークなラントパルス・エリミネーション(RPE)とフェールセーフ・インプット(FSI)回路構成となっている。SY8984x・MUX(マルチプレクサー)シリーズは、業界で初めてのPLLクロックの切り替え(一次から二次への)を用いない回路であり、これによって入力が切り替えられた際のラント・パルス(不完全なパルス・・ショート・サイクル)が発生しないことを保証できる。 これらマルチプレクサーは、エンタープライズ・サーバーや非SONETベースのネットワーク・システムでの精度の高いクロック切り替え構成向けに最適化されており、PLLによるスイッチング設計よりも、超低ジッター、低コスト、高精度のソリューションを提供する。 もう一つのユニークな機能は、入力回路段である。これは入力の差動信号が減衰したり消滅した場合でも、望ましくない発振を防ぎ安定した出力を維持するように設計されている。この2.1マルチプレクサー製品群には、ファンアウト・バッファーが集積化された製品が含まれている。 SY89837/8U・LVDSバッファーはRPE/・MUX入力回路付きで、量産品が出荷される。SY89842UとSSY89843UのRPE/FSIマルチプレクサーは、今年4月末までに量産品が出荷される。すべての製品の評価ボードも入手可能。これら製品の価格は、一千個ロット購入時で2.55ドルから始まる。 |
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