050329_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月29日 |
050329_02 |
沖電気 |
ユニット |
その他 |
一般産業用 |
密閉装置内で温度上昇を4割低減できる放熱部品
沖電気工業は、このほど、密閉された装置内で四割の温度上昇低減を実現する放熱部品「X Cool」を開発、販売を開始した。
新製品は、熱放射と熱伝導の性能を兼ね備えた同社の「まず貼る一番 ハイブリッドシート」の応用品で、特殊形状加工し、内部に円筒状の弾力性フィンを配置したもの。2005年度に十億円の販売を計画している(まず貼る一番シリーズ全体)。
従来、放熱用部品としては、一般にヒートシンク(放熱用金属板)が、使用されているが冷却ファンと組み合わせて使用することから、スペースの限られた電子機器では高熱効果などの面で課題があった。
同社のハイブリッドシートは、液体セラミック塗料「セラミックα」を薄型銅箔に塗り薄型シートにした。0.2ミリメートルと薄く、柔軟性を持ち、折り曲げやプレス抜きなどの切断加工もでき、さまざまな形の放熱シートとして必要なところに貼れることから、同デバイスとケース間への挟み込み接続を可能とし、冷却ファンなしで高い放熱効果が得られる。
動作中に発する高熱を15-30%程度低減できる。密閉装置内でヒートシンクの約40%の体積、8分の1の重量で同等の放熱効果が得られ、機器の小型・軽量、静音化、省エネルギー化などに貢献する。ヒートシンクの代替品として電気・電子機器市場を中心に販売していく計画。
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