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高出力光変調器半導体レーザーと光モジュール  三菱電機はこのほど、世界最高の光出力で毎秒10Gビットの80km伝送を実現した高出力光変調器集積半導体レーザー「ML9XX41」と同素子内蔵の光モジュール「FU-653SEA」を開発、4月1日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格はそれぞれ五万円と十三万円。量産は8月の予定。 新製品は、光変調部の吸収層を最適化し、高出力化に伴う波長揺らぎの増大を抑制したことで、ファイバー内平均光出力+3dBm（2mW）、非変調時チップ出力10mWという最高光出力条件でも80km伝送後に必要な符号誤り率を確保している。 また、利便性を高めるためXFPが規定した伝送速度の範囲（9.95G-10.7Gビット秒）、いずれの伝送速度でも良好な伝送特性を実現した。さらに、光変調器吸収層の最適化により符号誤り率改善の指標となる消光比を同社従来品比0.5dB改善し、世界トップレベルの10.5dB以上とした。駆動電圧振幅も従来比20%減の2.0Vで、これにより安価な汎用変調器ドライバーICを用いることができ、光送受信器や伝送システムのコストを削減できる。 |
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